オリヴィエ・カルル / バルブ・ルース 2020
¥5,850 税込
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生産者:オリヴィエ・カルル
産地:フランス / アルザス
タイプ:白(橙)
品種:ゲヴェルツトラミネール
美しいオレンジ掛かった琥珀色。オレンジ風味の紅茶、オレンジやマーマレード、生姜の砂糖漬けの香り。アタックは厚みがありタンニンを感じる。オレンジの果実感が永く続き、甘いニュアンスの完熟ぶどうを感じる。ポークソテー・オレンジソースに合いそう。
20は太陽に恵まれた年。南西向き斜面、シルト状粘土(中粒)に植わる樹齢30年のぶどう。
全房でルモンタージュしながら2週間醸し。翌年4月にステンレスタンクに移し、細かい澱と共に6か月熟成し、SO2は一切加せず瓶詰め。
生産者情報
アルザスの中心都市であるストラスブールとコルマールを結ぶワイン街道の中程に位置する村、「ダンバッハ・ラ・ヴィル」にあるドメーヌ。ダンバッハは、ローマ時代より ぶどう栽培が行われている伝統ある村で、一番の特徴は花崗岩の土壌にある。この花崗岩が、ワインに華やかさをもたらす。また、とても乾燥した気候で、アルザ スの特徴でもあるボトリティスが殆ど付かないことから、ぶどうの成熟期にじっくりと健全にぶどうが完熟する。辛口ワインの生産には非常に向いたテロワールであると 云えるだろう。
現在ワイン造りを行うオリヴィエは7代目で、20世紀初頭、祖父母の代では羊飼いをしたり、家畜を飼ったり、野菜の栽培をしたりしながら、ぶどう栽 培を行いワインを造っていた。元々は造ったワインを樽に詰めて売っていたが、1923年、当時としてはとても珍しかった、瓶詰めで販売することを始めたところ、地域のレストランでとても好評となった。1960年代には、父アンドレが品質の高いワインを瓶詰めし、ドメーヌに人を招き試飲会を開催したところ、多くの人が集まるよう になった。オリヴィエは2000年からドメーヌの仕事に携わり、2004年19歳の時にワイン造りを父アンドレから継承。そして完全に有機栽培に移行し、2015年ヴィン テージからラベル上にも「AB認証」と「エコセール認証」を表示し始めた。またオリヴィエはヴァン・ナチュールの取り組みも始め、2015年ヴィンテージで初めて酸化防 止剤を一切使用しないキュヴェを造り出した。その働きが評価され、2016年からはビネール率いるピルーエットのワインも醸造。オリヴィエは一部の例外を除いて、 現在亜硫酸(SO2)を添加しないワイン造りを貫いている。それにもかかわらずオリヴィエのワインがこれ程までにエレガントで安定している理由は、時間を掛け、ワインが美味しくなるまでじっくりと待つ、ここに尽きるだろう。
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